2008年7月26日土曜日

権利とは勝ち取るもの

映画「ボーリングフォーコロンバイン」の中で紹介されたけども全米ライフル協会 (NRA) の会長だったチャールトンヘストンが、2000年の大統領選挙の時に、銃規制に積極的な Al Gore 大統領選候補に対して、NRA総会で、こういうのよ。

As we set out this year to defeat the divisive forces that would take freedom away, I want to say those words again for everyone within the sound of my voice to hear and to heed, and especially for you, Mr Gore: 'From my cold, dead hands!'

「我々の自由を奪いアメリカの統一を妨げる脅威を今年打ち負かすために、私の声を聞いて心に留めてくれる人々全員にあの一言をもう一度言っておきたいのです。特に、ゴア氏、あなたに聞いて欲しい。『私は死ぬまで銃を手放しはしない!』」

ちなみに、この最後の有名な文句は、NRAのスローガンである "I'll give up my gun when you take it from my cold, dead hands." (私が死んで冷たくなった私の手から銃を奪われるまでは、私は銃を放棄しない) に由来するもの。

権利とは為政者から与えられるものではなく、民衆が勝ち取るものだ。そのくらい暴力的な闘争であるのだ。全米ライフル協会の主張が正しいなんてことは絶対に言いたくないが、「権利とは闘争の結果勝ち取るものだ」ということを表していると思うのだ。

最近、インターネットは悪いものだから、どんどん規制しようとする体制側が目に付く。これに対して、反対声明を出したりすることやっているが、何かしっくり来ないものを感じている。より広く、規制強化をしようとしている体制側に対して、我々は何ができるかを、「闘争」という方法も含めて考えなければならないのではないか?