2011年3月21日月曜日

書評:酔って記憶をなくします / 石原たきび編

書店で平積みにされていた文庫本。つい手にとって買ってしまった。
最近、泥酔して記憶を無くすことが多い。特に、記憶を無くしたままラーメンやら餃子やらを爆食してしまうのだ。そして、翌朝デジカメに記録されていた食事にビックリするという次第。恐らく、食事をしているときは意識ははっきりしているのだと思う。こぼしたこともなければ、衣服を汚したことも殆どない。ただ、食事をして、帰宅して、翌朝になると記憶が無いのだ。そんなことが5年前ぐらいから起き始め、相当気を付けているのだけども、それでもやってしまうんだなぁ。それでも酒を止めないのがいいんだけど。
本書では、おいらの記憶の飛ばし方なぞモスキート級であることを実感させられる、ヘビー級の泥酔記憶喪失のエピソードが多い。しかも女性のリポートもとても多い。これを読みながら、爆笑しまくってしまったが、同時に、実はおれは同じようなことをやっているんじゃないかと心配にもなってきた。いやー、リアリティあります。記憶を飛ばしたことがある人じゃないと、わかんないと思う。泥酔記憶喪失者は必読書です。