2012年3月6日火曜日

書評:ビブリア古書堂の事件手帳ー栞子さんと奇妙な客人たち / 三上延

これは、本屋で平積みされていた文庫を、なんとなく手に取り購入したもの。腰巻きに「本屋大賞2012に1位でノミネート」とか書いてあって、移動中に読む本として購入してみた。余り期待してなかった作品だが、これが一気に読破してしまった。

主人公の五浦大輔は、本に対するアレルギーが存在している。そんな彼が、祖母が残した夏目漱石全集第8巻に付けられていたビブリア古書堂の値札を発見する。その北鎌倉でひっそりと営業をする古本屋「ビブリア古書堂」を訪れて、その古書に隠された秘密を解き明かす、入院中の美人店長。この二人が出会う、秘密を持った幾つかの古書を巡ってのエピソードが展開するミステリー小説。

ちなみに、ミステリーは、それほど複雑ではなく、でも、展開のテンポが良いので、読んでいて違和感なく読める。さらには、本を読むことが好きならば、本の虫みたいな店長に love しちゃう感じ。いいなぁ、これ。

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